本日、最高裁(大法廷)で、選挙無効請求事件の判決言渡しがありました。
本判決では、10人の裁判官による多数意見(合憲派)は、結論として、「違憲とまでは言えない。」として、原告の請求を退けました。
とはいえ、多数意見は、以下のとおり述べています。
「(略) 5 しかしながら、本件改正の結果によっても残ることとなった上記のような較差は、投票価値の平等という観点からは、なお大きな不平等が存する状態であり、選挙区間における選挙人の投票価値の較差の縮小を図ることが求められる状況にあるといわざるを得ない。・・・(略)・・・国民の意思を適正に反映する選挙制度が民主政治の基盤であり、投票価値の平等が憲法上の要請であることにかんがみると、国会において、速やかに、投票価値の平等の重要性を十分に踏まえて、適切な検討が行われることが望まれる。」(判決文8頁)
この多数意見(合憲意見)に対し、違憲派の5人の裁判官(中川裁判官、那須裁判官、田原裁判官、近藤裁判官、宮川裁判官)は、「本件定数配分規定」は、違憲である、との反対意見を述べました、
一人一票実現運動の成果が早くも出たと思います。予想を超える成果です。
→ 最高裁(大法廷)判決平成21年9月30日(選挙無効請求事件)
(http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20090930171510.pdf)
9/27にご報告したとおり、9/28日経朝刊(20面)に結果報告の意見広告を出しました。
意見広告でも記載のとおり、国民会議のウェブサイトでは、サポーター登録&寄付金口座開設のお知らせを始めました。現在、サポーターは、約200人。
国民会議では、12月末までに、ネット投票10万人を目標としています。
そして、サポーターの登録も1万人を目標にしようと思います。
明日、日経新聞朝刊(20面)で、先に行われた国民審査の結果を示しながら、皆様にご協力いただいた一人一票実現運動の結果報告を行うことになりました。
国民審査後のブログでもご報告させていただきましたとおり、1ヶ月という短いキャンペーン期間で、実感できる効果があったということは、この運動の今後の活動の大きなエネルギーになります。
国民会議のウェブサイトでサポーター登録を開始いたしました。
サポーターとしてメールアドレスをご登録いただいた方には、国民会議から活動の状況等のメルマガをお送りさせていただく予定です。また、今後は掲示板もご用意する予定です。
日本全国のサポーターの横の繋がりを強化して、一人一票実現のために日本全体で盛り上がっていけると思います。
この運動は、実にワクワクする国民運動です。
2009.9.17付の毎日新聞(朝刊11面)「記者の目」で、先の国民審査の結果に関する記事が掲載されました。
記事では、当国民会議が情報発信した2人の「一人一票を認めない裁判官」への罷免率に顕著な差が現れたことの要因として、当国民会議の運動が大きく影響したとみられると報じました。
「始まった0.4票の反乱」の見出しで一票の不平等に関する記事が2009.09.09付日経新聞朝刊(1面)で掲載されました。
都道府県別の国民審査結果です。
→ 平成21年8月30日執行最高裁判所裁判官国民審査結果調(総務省)
追って、「一人一票を実現しよう!」のホームページ(http://blg.hmasunaga.com/sub2/index.html)で、分析結果を載せる予定です。
2009年9月3日(木)に、毎日放送(大阪)の「ちちんぷいぷい」という番組で、先に行われた国民審査結果に関するトピックが取り上げられました。
コーナー自体は13分ぐらいあり、プレゼンターの石田英司さんが、国民審査について、とても分かりやすく、かつフェアーに解説して下さいました。
前日の2日に取材していただき、翌日の放送でしたが、短時間で見事にまとめていただきました。さすがプロフェッショナルです。
テレビを通じてこのように情報が発信されれば、新聞を購読していない有権者、インターネットにアクセスできない有権者にも、この情報が伝わります。
一人でも多くの国民にこの情報が伝わることが、このわくわくする国民運動の成功の鍵になります。
先に行われた最高裁判事の国民審査についての久保利英明先生の記事が、NIKKEI NETで配信されました。
総選挙の翌日、国民審査の結果が発表されました(2009.8.31日経夕刊記事)。
国民審査の判事の名簿順に先頭の判事に多くの×印の不信任票が投ぜられ、それから後順位になるにしたがって斬減していくということが、過去62年間繰り返されていました。
今回は、このパターンとは、異なって、名簿の中ほどに位置する(9人の判事のリストの中、3番目〈涌井〉、6番目〈那須〉に位置する)、那須判事と涌井判事が、ピョコン、ピョコンと二つの山を作っています(グラフ)。
今回の国民審査で、最高裁裁判官国民審査が始まった昭和22年以来の62年間で初めて、国民は、『2判事(那須、涌井)が「一人一票」否定派である』との情報を得て、国民審査権をこの2判事に対して行使したのです。この歴史的意義は重大です。
この大きな有意差からみて、2013年の国民審査では、有効投票(7000万票)の過半数と予測される3500万個の×印を「一人一票」否定派の判事に集めることは、十分可能と思われます。