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地方の保護は?

Q. 地方の人も一票、都市の人も同じ一票とすると、

 都市の人口の方が多いので、地方が見捨てられることになる。

 だから、地方を保護するために、都市の人は一票に満たなくても良い??


A. 地方の保護が必要であるからといって、全人口の少数の意見で

 立法をし、首相を選ぶことは正当化されません。

 都市に住んでいる人が、

 地方の人々が不利益を蒙ってもよいと考えているとは思えません。

 そもそも都市に住んでいる人の多くは、地方から出てきた人です。

 一票未満の選挙権しか持たない、

 「一人前でない日本人」がいていいわけがありません。

 どこに住んでいようと、日本国民は、皆「1人1票」の選挙権を持つ「一人前の日本人」です。

国会で決めること?

Q. 民主主義は、選挙によって国会議員を選び、国会議員が立法をすること。

 だから、この問題は裁判所ではなく、国会が解決すべきこと??


A.「一人一票」の問題は、国会による解決は期待できません。

 現在の国会議員は一票の格差が放置された選挙の中で当選しており、

 現在の選挙制度を変えることに特段の利益を有さない立場にあります。

 国会議員は一票の格差の問題の当事者か、少なくとも利害関係者です。

 よって、国会は、「一人一票」の問題については、公平に判断し難い立場にあります。

 国民審査権は、選挙権が参政権であるのと同様に、もしくはそれ以上に、

 国民の持つ重要な参政権です。

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