升永ブログ

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弁護士升永 英俊
升永 英俊の記事一覧( 2 )
【国民審査は参政権】衆院選挙は、国民審査用の「切り抜き」を持って行こう!
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【国民審査は参政権】衆院選挙は、国民審査用の「切り抜き」を持って行こう!

最高裁判所裁判官国民審査(「国民審査」)は、衆議院議員選挙と同時に行われます。 国民審査は、衆院選と同じく、参政権です。 ① 今回審査対象となる最高裁判所裁判官は、下記の「切り抜き」記載の11名の裁判官です。 ② 最高裁判決で示された各裁判官の意見は、審査にあたり、参考となります。 当該11名の裁判官のうち、2020年...
弊著『統治論に基づく人口比例選挙訴訟Ⅲ』完成(日本評論社2021.5)
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弊著『統治論に基づく人口比例選挙訴訟Ⅲ』完成(日本評論社2021.5)

弊著『統治論に基づく人口比例選挙訴訟 Ⅲ』(シリーズ第3弾)(日本評論社 2021.5)が完成しました。 下記第1章~第4章につき、判例・文献を詳細に分析して議論を展開しました。 是非、お求めいただき、ご一読いただければ幸いです。 【項目】 第1章 不当な判例変更 第2章 合理的期間論 第3章 事情判決の法理 第4章 ...
2020/11/18大法廷判決について、4つの点を整理しました。
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2020/11/18大法廷判決について、4つの点を整理しました。

2020/11/18大法廷判決について、下記4つの点を整理しました。 ご一読いただければ幸いです。 1 2020年大法廷判決は、H26年大法廷判決の判例に従って、抜本的見直しの参院選制度改革の実現を要求している: 2020年大法廷判決は、下記の通り、H29年大法廷判決の不当な判例変更に従うことを改め、「都道府県を選挙区...
【弁論要旨 全文掲載】最高裁大法廷判決期日は11月18日(水)午後3時
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【弁論要旨 全文掲載】最高裁大法廷判決期日は11月18日(水)午後3時

最高裁大法廷弁論は、10月21日(水)午後1時30分より行われました。 私は、概ね下記の内容で弁論しました。【弁論要旨(升永)】 記 憲法の投票価値の平等の要請は、衆参で差異はない(平成24年、26年大法廷判決)。 本件選挙の最大較差・3.00倍は、衆院の1.98倍と比べ劣後している。従って、本件選挙は違憲である。 (...
【準備書面(2)、(3)全文掲載】 1人1票裁判(2019参)・選挙人らの主張を追加しました。
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【準備書面(2)、(3)全文掲載】 1人1票裁判(2019参)・選挙人らの主張を追加しました。

選挙人ら(原審原告ら)の主張の追加(補充)を最高裁に提出しました。 ① 準備書面(2)では、平成29年大法廷判決に関する【不当な判例変更について】、 ② 準備書面(3)では、本件選挙は違憲または違憲状態であるとの意見であると推察される【6名の憲法学者の意見】論文等の追加、です。 是非ご一読下さい。 【追加提出書面】 ①...
【辻村教授意見書掲載】 1人1票裁判(2019参)
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【辻村教授意見書掲載】 1人1票裁判(2019参)

9/1、選挙人ら(原審原告ら)は、辻村みよ子東北大学名誉教授の意見書を最高裁に提出いたしました。 (意見書全文は下記リンクから) 同意見書は、選挙権を主権者の基本的権利(主権的権利)であると解する立場から、衆議院議員選挙、参議院議員選挙ともに人口比例原則(「1対1原則」)説に立つものです。 10/21の最高裁大法廷弁論...
[準備書面(1)全文掲載]    【1人1票裁判(2019参)】国の意見書に対する反論を提出しました。
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[準備書面(1)全文掲載]   【1人1票裁判(2019参)】国の意見書に対する反論を提出しました。

国の意見書(令和2.3.30日付)に対する反論を提出しました。 主張の内容は、大要、以下Ⅰ、Ⅱの通りです。 Ⅰ 平成29年大法廷判決(参)は、 ①【投票価値の最大較差が1対3.08にまで縮小したこと】および ②【平成27年改正法によって、「更なる是正に向けての方向性と立法府の決意」が示されたこと】 の2つの事情を考慮し...
【出版のお知らせ】弊著『統治論に基づく人口比例選挙訴訟』(日本評論社 2020年3月)
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【出版のお知らせ】弊著『統治論に基づく人口比例選挙訴訟』(日本評論社 2020年3月)

日本評論社より、『統治論に基づく人口比例選挙訴訟』を出版いたしました。 内容は、1人1票裁判(2019参)の上告理由書(弊ブログ2020.2.6参照: https://blg.hmasunaga.com/2020/02/06/post-24226/ )をもとに、 【論点6】として、【[憲法56条2項、1条、前文第1項第...
[上告理由書全文掲載]  1人1票裁判(2019参)の最高裁での審理が始まります。
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[上告理由書全文掲載]  1人1票裁判(2019参)の最高裁での審理が始まります。

年が明けて、昨秋に判決があった事件の記録が続々と最高裁に到着しています。 最高裁に提出した上告理由書と理由要旨を添付いたします。 ①本件参院選での1票の価値の最大較差(3倍)は、衆院選での1.98倍より劣後している。よって違憲である。 ②参院も衆院も、選挙区選挙と比例代表選挙を併用しています。仮に参院選挙で全選挙区の選...
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