升永ブログ

升永ブログ

福岡高裁(那覇支部)判決(3/9)→東京高裁判決(3/11) 

3/9判決当日の沖縄は、小雨とたまに強風の吹く一日でした。

結果は、投票価値の不平等の主な原因として「一人別枠方式」を挙げた、「違憲状態」判決でした。

法廷内では、まず、川邉義典裁判長により主文が読み上げられ、その後裁判所書記官の方が、当事者、代理人、傍聴人全員に判決要旨を配布した後、川邉裁判長が、その内容を読み上げられました。

 

 → 福岡高裁(那覇支部)平成22年3日9日判決(全文)

 → 福岡高裁(那覇支部)平成22年3日9日判決(判決理由等の説明)

 

2日後の東京高裁(稲田龍樹裁判長)判決は、驚くことに合憲判決。

私共は、従前の平等原則の点からのみの主張に加え、国の統治の仕組みとしての民主主義の多数決ルールの論点、利害関係者の議決権行使禁止の点、国政に対する影響力の平等の論点、また信託論等、いままでに議論されてなかった非常に説得的で強い主張をしました。

しかしながら、この東京高裁判決は、ただ従前の最高裁判決を踏襲するもので、特にコメントする余地もありません。

 

→ 東京高裁平成22年3日11日判決(全文)

→ 東京高裁平成22年3日11日判決(要旨)

 

 

私共の主張に真正面に向き合い、判断されたのが、東京高裁判決の翌日に言渡された福岡高裁平成22年3月12日判決(森野俊彦裁判長)です。

 

 

コメントを残す

Return Top